2020年12月31日、ユーラシア経済連合/関税同盟技術規則作成及び見直し計画の新案を承認している2020年12月29日付ユーラシア経済委員会協議会命令No.192が公示され即時施行された。最新版は、2014年10月1日付ユーラシア経済連合理事会決議No.79によって承認された計画案に置き換えられ、それに伴い25の法令が失効する。
最新版の第1部、ユーラシア経済連合技術規則作成計画には次の10項目が含まれている。
- 建物、構造物、建築資材や建築用製品
- 飼料及び飼料添加物
- 鶏肉及びその加工品
- 天災及び人災による非常事態時の国民の防衛又は保護のための製品
- 食品と接触する材料
- 高電圧機器
- 地下鉄車両
- 軽軌道車両、トラム
- ニコチン含有製品
- 非家畜用飼料
現行のバージョンでは23項目となっている。
現行の技術規則の改定計画を挙げている第2部についてはどうかというと、新案には42の項目が含まれており、いくつかの技術規則に対しては複数の改定内容が検討されている。例えば、TR CU 021/2011「食品の安全性について」にたいして、一度に7つの改定項目が掲げられており、2025年までに改定案がまとめられる予定である。TR CU 009/2011については、毎年更新することが今でも計画されている。
技術規則の作成及び見直し計画の最終承認はユーラシア経済委員会理事会の審議を仰ぐことになる。
情報ソース:弊所パートナー企業<NOVOTEST>ニュースより
トップ写真:ユーラシア経済委員会オフィシャルサイトより