TR CU 004/2011「低電圧機器の安全性について」

TR CU 004/2011「低電圧機器の安全性について」

施行日

2013年2月15日

低電圧機器の定義

電気エネルギーの製造、形成、伝達、分配、使用のための設備。直接的な使用をするものや、機械、メカニズム、ユニット、機器その他の製品に組み込まれるものを含む。本技術規則の適用対象となるのは、その定格電圧が、50Vから1000V以内(交流)、75Vから1500V以内(直流)のもの。

適用対象

低電圧機器の定義に該当する製品はTR CU 004/2011の適用対象になります。その中でも、下記に該当する場合は、強制認証の対象となり、適合証明書の取得が必要となります。

  1. 家庭用電気機器
    • 食品の調理および保管、台所作業の機械化のためのもの
    • 下着、衣類、靴の加工(洗濯、アイロン、乾燥、洗浄)のためのもの
    • 室内の洗浄及び掃除のためのもの
    • 室内環境の維持及び調整のためのもの
    • 衛生用家電製品
    • ヘアケア、ネイルケア、スキンケア用もの
    • 暖房用のもの
    • マッサージ機
    • ゲーム機、スポーツ機、トレーニング機
    • オーディオ機器、テレビ・ラジオ放送受信機
    • 裁縫機器、編み機
    • 電源、充電器、サージプロテクター
    • 家庭菜園用機器
    • 水槽、池用のもの
    • 電気ポンプ
    • 照明機器、光源
    • コンセント、ソケット類
    • 延長コード
  2. パーソナルコンピューター
  3. パーソナルコンピューターに接続される低電圧機器
  4. 電気工具(可搬型、小型のもの)
  5. 電子楽器
  6. ケーブル、導線、コード
  7. 自動スイッチ、引き外し装置
  8. 電力分配装置
  9. 電気機器制御のための電気ユニット

TR CU 004/2011が適用されない機器

  1. 爆発性雰囲気で使用される電気設備。
  2. 医療目的の製品。
  3. エレベーターおよびカーゴリフト(電気機械を除く)の電気設備。
  4. 軍事目的の電気設備。
  5. 牧柵制御装置。
  6. 航空、水上、地上、地下輸送機器上で使用されるための電気設備。
  7. 原子力発電所の原子炉設備の安全システムのために使用される電気設備。

TR CU 004/2011が適用される場合

上記に列挙された製品群に対しては、適合証明書の取得、それ以外の製品で低電圧機器の定義に該当するものは適合宣言書の作成・登録が必要です。

要求事項

  • 安全要求事項
    製品開発時に、機械・設備の許容リスクが定められ、安全性が以下のパラメータにおいて保証されなければならない。
    • 電流の直接的作用または間接的作用からの必要な保護レベルを有すること。
    • 高温、アーク放電または放射発生のリスクが許容レベルであること。
    • 物理的、化学的または生物学的要因によって引き起こされるものを含み、低電圧機器の適用時に発生する、電気によるものではない危険からの必要な保護レベルを有していること。
    • 必要な絶縁保護レベルを有していること。
    • 機械的摩耗、スイッチ摩耗の耐性が必要レベルであること。
    • 外部環境(外気温など)に関する必要な耐性を有していること。
    • 超負荷や事故時・非常時に発生するリスクが許容レベルであること。
    • 接続および(または)組み付けが安全に行えること。
    • 通常作動時、災害時に火災発生源とならないこと。
  • ラベル・銘板に対する要求事項。
    最低記載情報、記載言語の規定有。

安全要求事項は、技術規則と同時に採択された規格リストに細かく規定されているため、設計開発段階で製品に該当する規格を特定し、自主的に規格を適用するとのちの認証作業がスムーズです(規格を適用していないからと言って認証ができないわけではありません)。規格リストに掲載されている規格の大半がIEC、ISO、ENベースですが、独自要件が付与されている場合もありますので、詳細はお問い合わせください。

規則の特徴

TR CU 004/2011の適用対象である製品は、TR CU 020/2011「技術装置の電磁両立性」、TR EAEU 037「電気機器及び無線電子機器での危険物質の適用制限について」の対象であることが多いので、合わせてご確認ください。

改定情報

HSコード付きTR CU 004/2011対象製品リストが何度も改定されており、最新版は2019年3月25日に採択されたものです。

規則の動向

整合規格リストは定期的に更新され、適用される規格の数が年々増えています。

最近の記事

PAGE TOP