2021年2月1日、TR EAEU 048/2019「電力消費装置のエネルギー効率に対する要求事項について」の施行日延長についての決議が承認されたユーラシア経済委員会理事会決議の結果が公示された。この決議は2021年1月29日に採択されたが、現段階ではまだ公示されていない。
決議によって、TR EAEU 048/2019の施行日が2022年9月1日に延期された。これまで、2021年9月1日の施行が予定されていたがそれが延長された形になる。
規則の付属書No.16(掃除機に関するもの)の二つの章の施行日は依然として不明のままだ。掃除機に対するエネルギー効率性の要求事項(ラベル、テクニカルシートの内容、省エネクラスの特定、掃除や粉じんの補助フィルターの性能)は、該当する規格が試験方法に対する規格リストに含まれてから考慮されることになっている。
規則の個別規定もそれぞれ施行日が延期された。付属書の3,5,6,9,12から14に関してはもともと規定されていた施行日から1年延期された。例えば、付属書No.3の、定格出力が7,5から375kWまでのモーターに対する定格成績係数の値に関する第4項の要求事項が表2のエネルギー効率クラスIE3に対して設定された値を下回ってはならず、または回転数調整のための変速駆動を装備したモーターに対してはエネルギー効率クラスIE2に適合しなければならないが、これは2023年9月1日ではなくて2024年9月1日施行されることとなった。
様々な種類の電力消費装置のラベル形状およびその作成規則の承認も1年延期され、2022年3月1日までとなった。
決議は、新型コロナウイルス感染拡大と関連した各種制限措置が収束し、ビジネス活動が再開されることを見越して採択された。
TR EAEU 048/2019の施行日が延期されたことで、製造者が新しい安全要求事項へ円滑に移行できる十分な時間が与えられた。
情報ソース:弊所パートナー企業<NOVOTEST>ニュースより