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電気消費機器のエネルギー効率性に対する技術規則施行日延長の可能性

2020年9月16日、TR EAEU 048/2019《電力消費装置のエネルギー効率性に対する要求事項について》を採択している2019年8月8日付ユーラシア経済委員会理事会決議No.144への変更案のパブリックコメント手続きが開始された。

現行の決議によると、TR EAEU 048/2019は、2021年9月1日に施行される予定であるが、にもかかわらず、ユーラシア経済委員会協議会が様々な種類の電力消費装置のためのラベル形状とその作成規則を準備するのが2021年3月1日となっている。

規則の施行日を延期する根拠として、コロナウイルス感染拡大も一因として挙げられている。そのため、業界が新制度に調整するための最適な条件を作るのに、2022年9月1日まで延期するべきだとされている。

さらには、付属書3,5,6,9及び12から14などの個別規定はさらに遅く適用されることになり、当初の施行日から1年後とされている。例えば非同期電動機に対する要求事項(付属書No.3)、表1においてエネルギー効率性クラスIE2に対して設定された値以下でなければならない定格効率係数の値は、2021年9月1日の適用から2022年9月1日の適用に延期されることになっている。

掃除機のエネルギー効率性基準が定められている付属書No.16は、該当する規格が規格リストに記入されてから半年後から施行される。

設備のラベル形状の承認に関しては、1年計画が延期され、2022年3月1日までとされている。

パブリックコメント手続きは、2020年10月16日までとなっている。

情報ソース:弊所パートナー企業<NOTOTEST>公式サイト

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